福井地方・家庭裁判所庁舎=福井市春山1丁目

 福井家庭裁判所は14日、失踪宣告に関する事件など計9件について事務処理を放置し事務を遅らせたなどとして、福井家裁管内所属の50代主任書記官を同日付で戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 9件は2015年4月から主任書記官が担当することになった事件。他の仕事を優先し最長1年1カ月処理を後回しにした。また裁判官の決定を経ることなく、失踪者の所在に関する回答を求める書類を警察などに送った。

 上司が昨年7月、まだ終わっていない事件の処理状況を確認したところ発覚した。9件中7件は手続きが終了し、2件は手続きを進めている途中という。主任書記官は管理職に当たる。

 木下秀樹福井家裁所長は「職務を適正、迅速に遂行すべき書記官がこのような行為をし遺憾。今後、職員に対する指導監督を徹底し、再発防止に取り組みたい」とコメントした。

関連記事