バスケットボールのA級審判員に合格した梅田香さん=11日、福井市の足羽高体育館

 日本バスケットボール協会(JBA)公認A級審判に福井南特別支援学校教諭の梅田香さん(34)=福井市=が合格した。女性のA級審判員誕生は福井県で初めて。「皆が納得できる判定を下し、満足して終われるゲームに」と意欲に満ちている。

 A級審判員は、Bリーグなどトップリーグを担当できるS級に次ぐランク。今回、北信越ブロックでは、各県のバスケットボール協会から推薦を受けたB級取得者12人が実技やルールテストなどに臨み、3人が合格した。

 梅田さんは、小学2年から競技を始め、藤島高を卒業してまもなく審判に挑戦。しかし当時は「知識も少なく、判定に関して責められることが多かった。好きなことに携われているのにつらかった」と審判から一度離れた。

 転機は仲埜弘幸県協会審判部長との出会い。2010年、梅田さん所属のクラブチームが仲埜さんから指導を受けることになり、そこで「一緒にやろう」と審判の誘いを受けた。苦い思い出もあったが、仲埜さんからのアドバイスや励ましを受け再出発。12年には、現在のB、C級に当たる日本公認審判員に合格した。

 A級審判員を目指したのは、北信越の大会などで他県のS、A級の女性審判に出会い、凜とした姿に憧れたから。「やるからには上を目指したい」。思いは強くなった。

 梅田さんは3年ほど前から年に1、2回、女性審判の講習会を開くなど普及、技術向上にも努める。また来年の福井国体に向け、審判だけでなく運営面も皆で協力できるような仕組みづくりにも取り組んでいる。

 「ミニバスケットボールから実業団の試合までいろんなカテゴリーに積極的に顔を出す。真面目で熱心」と仲埜さんの評価は高い。梅田さんは「A級になっても変わりません」ときっぱり。これまでの姿勢を貫いていくつもりだ。

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