揺らめくかげろうの中を移動する人=7月29日午後0時半ごろ、福井県福井市のフェニックス通り

 北陸地方が梅雨明けしたとみられる7月9日以降の降水量は、福井県敦賀市が1・5ミリで平年比1%、福井市は6・5ミリで同4%にとどまっていることが30日、福井地方気象台のまとめで分かった。福井県内は太平洋高気圧に覆われて晴れの日が続いており、高温少雨が長期化している。同気象台は同様の状態が今後も2週間程度続くとみて、気象情報を発表し農作物や水の管理、熱中症など健康面の注意を呼び掛けている。

 同気象台によると9~29日の降水量は、県内14観測地点のうち11地点で平年比10%未満にとどまった。敦賀市のほか、福井市越廼と同市美山も平年比1%、坂井市春江町と美浜町は同3%、南越前町今庄は同4%。最高のおおい町大飯でも同14%だった。

 同期間の平均気温は、福井市と敦賀市は29・3度で、それぞれ平年より3・4度と3・1度高かった。県内10観測地点とも平年を3度前後上回った。

 県内は30日も厳しい暑さが続き、最高気温は福井市で37・1度を観測。勝山市で今年最高の36・0度となったほか、美浜町36・0度、大野市35・5度など計7地点で猛暑日となった。31日も福井、敦賀市36度、大野市35度の予想。

 かんがい用水や工業用水などを供給する県管理ダム7カ所は、県砂防防災課によると平年の約8割以上の貯水量が保たれている。同課は「2月の大雪と7月初めの大雨の影響があり、今のところ渇水の心配はない」としている。

 高温少雨の長期化を受け、県生産振興課は、水稲のほ場の表面が白く乾かないように注意するほか、園芸用ハウスは換気したり、遮光資材で覆ったりして気温を下げるよう促している。

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