花が株ごと掘り返され無残な花壇=8日夜、福井市中央1丁目

 福井市中央1丁目の中央大通りの歩道にある花壇で、カラスによって花が株ごと掘り返される被害が相次いでいる。土中の餌を探すためで、被害は300株を超える。管理する福井県はテグス(釣り糸)を張って被害防止に努めているが、完全には防ぐことができず頭を悩ませている。

 被害が発生しているのは、通り沿い南側約300メートルにある花壇16カ所。県職員や地元商店街の店主らがパンジーやビオラを年2回約3千株ずつ植えている。

 近くで飲食店を営む男性(48)によると、カラスが株を掘り返し引っこ抜く様子が目撃されている。被害は毎年ある程度発生しているが「今年は例年に増してひどい。特にここ2週間は被害が目立つ」という。植栽活動に参加しただけに「せっかくきれいにしたのに残念」と肩を落とす。

 県土木事務所によると、カラスは土中の虫を目当てに掘り起こしており、餌の少ない冬季の被害が多い。テグスで対策を施しているが、カラスが触れた衝撃で外れてしまうことがあるという。

 同事務所の担当者は「テグスは一番効果があるが、どうしても全ては防げない」とため息を漏らす。掘り起こされた株は、定期的に埋め戻していきたいとしている。

関連記事