県アイバンクの創立二十周年記念式典は八日、福井市の響のホールで開かれた。関係者約百二十人が出席。角膜提供者に感謝するとともに、今後一層の移植推進に向けて決意を新たにした。

 県アイバンクは、亡くなった人の角膜を、目の不自由な人に提供する懸け橋となる組織。県内二十三のライオンズクラブの出資などにより、全国四十二番目の組織として一九八七年一月に設立された。

 式典では、県アイバンクの三浦將司理事長が、角膜提供者に感謝して献花。出席者全員で黙とうした。三浦理事長は「提供者は増えたが、移植を待つ人も多い。これからも普及に取り組みたい」とあいさつ。西川知事は「一人でも多くの人が視力を取り戻すことができるよう、県としても努力したい」と述べた。

 移植を受けた人の感謝の思いがつづられた手紙の朗読や、本紙こだま欄に掲載された遺族の手記を紹介。ライオンズクラブや院内移植コーディネーターへの感謝状の贈呈なども行われた。

 県内の角膜提供者は、二○○一年度まで一けた台だったが、院内移植コーディネーターの配属で、○二年度は十二人に増加。○五年度は三十四人と、人口比で全国二位になった。発足から今年一月までで計百六十一人が提供した。

 一方、移植を受けた県内の人は、○二年度から○五年度まで二十人台で推移。発足から今年一月までに計百九十三人となったが、現在もまだ約五十人が待機している。

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