約2カ月半ぶりに越前市白山地区に戻った野外の雄のコウノトリ(右)=3日、同市菖蒲谷町(恒本明勇さん提供)

 2016年11月まで越前市白山地区に長期滞在していた野外の雄のコウノトリが3日、同地区で約2カ月半ぶりに確認された。同市菖蒲谷町にあるコウノトリの飼育ケージの上に作った巣に“帰宅”すると早速、滞在中に行動を共にしていた野外の雌のコウノトリと交尾とみられる動きを見せた。
 
この雄は13年に兵庫県朝来市で放鳥された3歳。同市で「みほと」という愛称が付けられている。16年3月下旬に白山地区に飛来し、約8カ月滞在した。同11月中旬に同地区を離れてからは徳島県や香川県などにいたとみられる。
 
 3日午後1時50分ごろ、雌と一緒に巣にいるのを、白山・坂口地区の団体「水辺と生き物を守る農家と市民の会」会長の恒本明勇さん(69)=越前市都辺町=が見つけた。
 
 野外のコウノトリはこれから本格的な繁殖期を迎える。恒本さんは「雄の滞在中は(白山地区での)野外繁殖を期待していたので、戻ってきてくれて地域も盛り上がる。静かに見守りながら、ひなの誕生を待ちたい」と話している。