ヘッドバンギングをしながらへしこをアピールする福井県美浜町民=5日、福井県美浜町

 福井県美浜町民の有志が、町特産のへしことヘビーメタルを融合させたユニークなPR動画の製作に取り組んでおり5日、同町日向で撮影を行った。クライマックスシーンでは、奇抜なメークをした町民約40人が頭を上下に激しく振る「ヘッドバンギング」を披露。「動画を通して多くの人にへしこに興味を持ってもらいたい」と意気込んでいた。

 沖縄県で開かれる第9回沖縄国際映画祭(4月20〜23日)の「JIMOT CM COMPETITION」に出品予定で、30秒で地元の食文化の魅力をアピールする。グランプリには賞金47万円が贈られ、作品は地上波で全国放送される。

 長年自主映画の製作に取り組んでいる同町の菊地幸輝さんが、昨年おおい町が都道府県部門のグランプリに輝いたことに触発され企画した。

 早瀬の伝統行事「子供歌舞伎」で子どもがおしろいを塗ることや、へしこを漬け込む動作を速めるとヘッドバンギングに見えることから、へしことヘビメタという対照的な二つの要素を組み合わせることにした。

 クライマックスシーンでは、美浜へしこ組合の組合員や美浜町民の有志が、白塗りした上から目の周りに黒い星を描いたり、ピエロのように真っ赤な口紅を塗ったり思い思いのメーク姿で登場。町漁協の前に並び、両手でへしこを持ち「HE!SHI!KO!」と叫びながら勢いよく頭を振った。

 リズムに合わせて息の合った演技を披露し、プロデューサーの谷口篤美さんは「一丸となってやれて最高に楽しかった。グランプリを狙いたい」と達成感いっぱいの表情だった。菊地さんは「インパクトがあり、おかしくおいしい作品に仕上げ、多くの人にへしこに興味を持ってもらいたい」と笑顔で話していた。

 3月中旬ごろから「JIMOT CM COMPETITION」のホームページで視聴と投票ができる。ウェブ投票と審査員の評価で最終審査に進む3作品が決まる。

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