広瀬すずさん(中央)の掛け声に合わせ、「レッツゴージェッツ」と声を合わせる生徒やOGら=4日、福井市の福井商業高校

 福井市の福井商業高チアリーダー部「JETS」をモデルにした映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」の全国公開を前に4日、生徒や同部OGらを対象にした特別試写会が同校体育館で開かれた。サプライズで主演の広瀬すずさんが登場し「夢をかなえるために努力し、困難を乗り越えてきた人は強く美しいと思った。こういう人になりたいと思いながら撮影に臨んだ」と話した。

 映画は、同部の全米チアダンス選手権大会初制覇までの軌跡を描いた。試写会はOGらにいち早く作品を見てもらおうと開かれ、約830人が集まった。上映後、体育館の後方から広瀬さんと、チームメートで部長役の中条あやみさん、顧問役の天海祐希さんが登場すると、驚いた生徒らは立ち上がって大歓声と拍手で迎えた。

 3人はダンスの練習など撮影秘話を紹介。広瀬さんは「福井商の皆さんに一番に見てもらえて幸せ。JETSのダンスを見てパワーをもらった」と話した。天海さんは「夢は絶対にかなうとは思わないが、夢に向かって努力した道筋が自信になる」と生徒に呼び掛けた。

 同部の五十嵐裕子顧問は「映画を見ていろんなことを思い出した。JETSのことを大事に作ってくれてありがとうございます」と涙を浮かべ感謝を述べた。

 3月、全米選手権5連覇に挑む部員に、広瀬さんは「応援しているので自信を持って頑張って」とエール。水越麻実部長(3年)に、出演者やスタッフが作った千羽鶴ならぬ“千機ジェット”を手渡した。ジェット機型に折った折り紙をつなげたもので、水越部長は「映画を見て優勝したいという気持ちがさらに強くなった。絶対に結果を残して恩返ししたい」と誓った。

 最後に、広瀬さんの「明るく素直に美しく」との掛け声に合わせ、「レッツゴージェッツ」と会場全員でポーズを決め盛り上がった。3人の登場に興奮した様子の宝田麻里菜さん(3年)は「夢はまだ持てていないが、目標を見つけてこつこつ努力したい」と話していた。

 出演者らはその後、福井県庁を訪れ、西川一誠知事に映画の完成を報告した。

 6〜9日まで福井県庁ホールで、映画中に登場する衣装や撮影風景の写真などを展示。福井市のハピリンの屋根付き広場ハピテラス内の大型ビジョンでは、3月24日まで約20分に1回、出演者の福井へのメッセージを含む1分程度のPR映像を流している。

 映画は3月11日全国公開される。

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