4人の鬼に囲まれ、泣き出す子ども=3日夜、福井市白浜町

 鬼に扮(ふん)した住民が集落の子どもたちを「悪い子はいねーか!」と脅し、健やかな成長を願う節分の奇習「あまめん」が3日夜、400年以上受け継ぐ福井市白浜町で繰り広げられた。

 あまめんは「鬼面(おにめん)」がなまったものと伝えられる。この日の鬼役は島田海星さんと重森悠真さんと、青年会員の2人が務めた。30年以上使われている歴史ある鬼の面と、木の皮製のミノをまとい、未就学児のいる5軒を歩いて回った。

 鬼にぶつける豆を持って襲撃に備えていた岩城旺河ちゃん(3)は、つり上がった目とむき出しの牙の鬼の迫力に大声で泣き始め、鬼退治どころではない様子。鬼に抱えられ「お利口さんにします」と声を震わせていた。

 祖父の治則さん(64)は「元気ですくすくと育ってもらえればそれで十分」と目を細め、「あしたから良い子になるそうなので楽しみですね」と笑っていた。

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