大野市役所=福井県大野市

 偽った理由で欠勤した上、民間の知人に偽証を依頼したなどとして、福井県大野市が民生環境部の40代男性職員を2016年2月に懲戒処分としていたことが3日、福井新聞の情報公開請求で分かった。大野市は処分の公表基準を満たしているにもかかわらず公表していなかった。

 市によると職員は同年1月、「車が故障したので出勤が遅れる」とうその電話連絡をして欠勤した。後日、車の故障修理があったかのように偽証するよう、福井市の自動車販売会社社員に依頼した。

 またこの職員は同年2月、上司や同僚の印鑑を無断で使用し、課長に提出する書類を偽造した。これら2件を合わせて戒告処分となった。

 市は懲戒処分の公表基準を人事院などを参考に定めており、このうち「職務遂行上の行為またはこれに関連する行為にかかる懲戒処分」との基準に該当している。市総務課は「本来は公表すべき事案だった」と認めた上で、「市民に直接影響が及ばない行為と判断し公表しなかった」とした。

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