継体大王(天皇)即位千五百年を記念した奉祝祭は四日、大王を祭神とする福井市の足羽神社で開かれた。関連団体の代表者ら約百人が集い、今年県内外で行われる記念事業の成功を祈念。大王の功績などの情報発信へ決意を新たにした。

 大王は二月四日に、現在の大阪府枚方市で即位したとされることから企画。坂川優同市長や屋敷勇県会議長、勝木健俊福井商工会議所副会頭のほか、越の国ルネッサンス実行委員会、上文殊地区総合開発委員会、朝倉氏遺跡保存協会などゆかりの団体の代表者らが出席した。

 神事では、馬来田善敬(まくたよしもり)宮司が、治水伝説を残し漆や和紙などを奨励したとされる大王の功績をたたえ、感謝の思いを込めた祝詞を奏上。笙(しょう)やしちりきなどの雅楽が奏でられる中、出席者が次々と玉ぐしをささげ、即位千五百年の節目を祝った。

 この後、馬来田宮司は「継体天皇の素晴らしさを、県民が一丸となって発信できる一年にしたい」とあいさつした。坂川市長は「天皇とかかわりのある各地域の人たちと手を携え、今年が発展の年となるようにしたい」と決意。県観光連盟会長も務める勝木副会頭も「今年は古代史ファンを中心に、福井を訪れる人が増えることを願っている。旅行の企画商品もつくられている。これを機に福井を全国にPRしたい」と述べた。

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