揺らめくかげろうの中を移動する人=7月29日午後0時半ごろ、福井県福井市のフェニックス通り

 7月29日の福井県内は、台風12号によるフェーン現象の影響で朝から各地で気温が上昇し、坂井市春江町で県内の統計開始以来最高となる39・0度を記録した。38・9度の同市三国町、38・2度の福井市越廼も両地点の観測史上最高を更新した。福井市中心部も今年最高の37・7度まで上がり、嶺北北部を中心に記録的な暑さに見舞われた。

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 酷暑となった県内では29日、子どもたちが噴水で水浴びを楽しむなど、暑さをしのごうとする姿が見られた。心配された台風12号の被害はなかったが、「早く秋が来ないかな」と半月ほど続いている猛暑にうんざりする声も聞かれた。

 県内の観測史上最高となる気温39度を記録した坂井市春江町。県児童科学館の噴水広場では、子どもたちがはしゃぎながら水遊び。家族や友達と訪れた福井市の女児(7)は「水が温かくてお風呂のよう」と笑った。

 「観光ガイドを10年以上しているけど、こんなに暑いのは初めて」。38・9度を観測した坂井市三国町で、ツアー客を旧市街地に案内したボランティアガイドの黒川智津子さん(65)はこぼした。3歳の長女と人気ジェラート店に来た小寺裕之さん(49)は「ジェラートがすぐにどろどろになってしまった」と苦笑いしていた。

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