世界で初めて展示されるへスペロサウルスの実物全身骨格=1日、福井県勝山市の県立恐竜博物館

 福井県立恐竜博物館(同県勝山市)は1日、同館1階の常設スペースに世界で初めて展示する草食恐竜ヘスペロサウルスの実物全身骨格の組み上げ作業をほぼ終えた。全長6メートル、高さ2・8メートル。特徴の背中にある丸い形の骨板と、敵から身を守るために使われたとされる尾の4本のとげが姿を現し、来館者の目を引いている。

 ヘスペロサウルスはステゴサウルスと同じ剣竜類で、主に植物を食べていた。ジュラ紀後期(約1億6350万年前〜約1億4500万年前)に栄えたとされる。化石は1980年代に米ワイオミング州で発見され、岡山市のバイオ関連会社「林原」が所有していた。2001年に新種と判明し、15年に福井県が買い取った。

 ヘスペロサウルスの組み上げは1月28日から開始。この日は頭部を固定するなどした。東洋一特別館長は「“本物”を展示しているのは世界でもここだけ。化石の質感を見に来てほしい」と話した。

 同館は、林原から購入した標本34点のうち14点の展示作業をしており、組み上げの様子を来館者に公開している。日本初展示となるヨロイ竜エドモントニアの実物全身骨格の設置作業もほぼ終え、残る12点は7日までに完了する。これらは常設展示する。

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