全国の水仙にゆかりのある自治体などが一堂に会し、水仙を生かしたまちづくりを話し合う「第八回全国水仙サミット2007 in ふくい」は二日、福井市の県国際交流会館などで開幕した。三日まで「広がれ”水仙スクラムネット”」をテーマに、共同討議などで情報交換を進める。

 同サミットは一九九三年、旧越廼村の呼び掛けで始まり、およそ二年に一回のペースで開催。県内では三回目で、越前水仙の産地の旧越廼村の合併により、同市では初めての開催となった。

 北海道せたな町、兵庫県南あわじ市など八市町、団体から三十四人が出席。会場には越廼地区で栽培されている水仙の原種や蟹爪(かにづめ)水仙が披露され、彩りを添えた。

 オープニングセレモニーで実行委員長の坂川優福井市長は「私たちの心を和ませる水仙を、それぞれの自治体、団体がどう生かしていくのか考えよう」とあいさつ。一日で合併一周年を迎えたことに触れ「水仙を市の新しい魅力に加えることができたのは、大変喜ばしく思う」と述べた。

 基調報告では、鹿児島県長島町の「長島健康づくりすいせんウオーク」や、国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)の「ひたち花咲かプロジェクト」など、水仙を生かしたまちづくりの取り組みを紹介。福井市は、国内で初めて四季を通じての水仙開花に成功した「水仙ドーム」など”水仙の里”をPRした。

 共同討議では、水仙を自治体の花としているところが初開催時の八十五から二十九に減ったことから、今後のサミットのあり方を三日の分科会で検討することを決めた。この後一行は、越前町の千枚田水仙園や越廼地区の水仙ミュージアムなどを視察した。

 三日は分科会のほか、同市内の小学校で行っている水仙栽培の発表や、富山県中央植物園の内村悦三園長の講演がある。