理系の学問の魅力などを語るお茶の水女子大の卒業生=28日、福井県敦賀市福祉総合センター

 お茶の水女子大理系女性教育開発共同機構は28日、「リケジョ未来シンポジウム@Fukui」を、福井県敦賀市福祉総合センターで開いた。同市内の中学生ら約110人が、同大理学部卒業生3人によるパネルディスカッションを聴講し、理系の学問の楽しさに触れた。

 同大は福井県と女性リーダー育成に関する相互協力協定を結んでいる。さらに協力を強化し、女子学生の獲得にもつなげようと、キャンパス外で初めて同シンポジウムを行った。

 元福井大准教授の水野和子さん、タレントの黒田有彩さん、名古屋大理学部准教授の佐々木成江さんの3人がそれぞれ学んだ学問の魅力について講演した。

 パネルディスカッションでは、客席からの質問に一人ずつ回答。学生時代の専門分野に関する質問に黒田さんは「アインシュタインの“最後の宿題”とされていた重力波について学んでいた。それが昨年、初めて観測に成功したことがニュースになった。時代が進むにつれてどんどん新しい発見が出てくるのが面白い」と笑顔で話した。

 苦手な物理の勉強の取り組み方についての質問に、佐々木さんは「どこで嫌になるのか突き詰めて考え、つまずいたポイントを理解すれば頭がすっきりする」とアドバイス。水野さんは「生物、化学、物理どれもがどこかでつながってくる。一つだけでなく他も勉強すると強い味方になる」と幅広い知識を身に付ける重要性を強調していた。参加者は興味深そうにメモを取ったりしながら話を聞いていた。

 中学2年淵脇真尋さんは「理系の科目はあまり好きじゃなかったけれど、今日の話を聞いて興味がわいた。苦手科目も頑張りたい」と話していた。

関連記事
あわせて読みたい