2月10日に発売される「すうの空気攻略」第1巻の表紙 (C)福井セイ/小学館

 福井県小浜市出身の漫画家、福井セイさん(26)=東京都在住=のウェブ連載作品「すうの空気攻略」第1巻が、2月10日に発売される。自身初の単行本化に福井さんは「多くの人に楽しんでもらいたい」と感慨深そうに話している。

 福井さんは県立若狭高卒業後、京都精華大マンガ学部へ進学。大学4年生だった2012年12月、第71回小学館新人コミック大賞で入選した。スーパーで最も速く精算できるレジを選ぶ能力がある“カリスマ主婦”を主人公にした読み切り「レジチョイサーよしえ」が、13年5月に週刊少年サンデーで掲載され、デビューを果たした。

 約3年間のアシスタント経験を経て、16年7月から小学館のウェブ漫画サイト「サンデーうぇぶり」で「すうの空気攻略」を連載している。

 「すうの空気攻略」は田舎の島で暮らしていた女の子「雛(すう)」が都会の高校に進学し、周りの“空気”に溶け込もうと奮闘するギャグコメディー。母から授かった「空気攻略マニュアル」を参考にするたびに起こるハプニングをユーモラスに描いている。

 中学生時代に漫画を描き始め、高校3年の時に出版社に初めて作品を投稿したという福井さん。当初はストーリー漫画が中心だったが、デビュー作以降はギャグ作品にも活路を見いだした。マニアックな視点も取り入れながら主人公の心情を詳細に描写し、読者の共感を誘うのが特徴だ。

 「この作品は小浜にいた学生時代の経験も生かしている。女の子を主人公にしたのは初めてだが、読者から応援されるキャラクターにしていきたい」と福井さん。漫画家を志してから、14作目が単行本化されることに「本当に感慨深い。厳しい世界だが、今後も多くの人に楽しんでもらえる作品をつくっていきたい」と意気込んでいる。

 福井さんの本名や顔写真は非公表。第1巻の価格は444円(税別)で、全国の書店などで予約を受け付けている。

 ※作品名の「空気」は「フェイズ」と読む。

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