白山周辺の四県六市一村の産学官が連携して地域振興を図る「環白山保護利用管理協会」の設立総会は二十八日、金沢市の石川県地場産業振興センターで開かれた。石川、富山、福井、岐阜の自治体や観光協会など四十六団体から出席した約六十人が「守ろう、活かそう、伝えよう白山」をテーマに、自然や文化の保全活動や調査研究に取り組むことを決めた。

 本県からは、岡田高大大野市長、県自然保護課の桑野善之課長、民間九団体の代表者らが出席した。

 協会では、二月中に地域資源を生かした「エコツアー」の実現に向けて旅行業界関係者や地元住民を対象にモニターツアーを白山市白峰地区など四カ所で行うほか、設立を記念した「環白山シンポジウム」を三月十七、十八日に岐阜県郡上市で開催する。

 総会に合わせて開かれた理事会では役員の選出が行われ、会長に「深田久弥を愛する会」顧問の深田森太郎氏が選ばれた。久弥氏の長男である森太郎氏は「父と何度も登った白山は『心のふるさと』だ。行政の枠を超えて一丸となり、環境保護や文化の継承に邁進(まいしん)したい」とあいさつした。