公開された福井市の田原町駅周辺整備事業のイメージ図

 福井鉄道福武線とえちぜん鉄道の相互乗り入れに伴い進められている福井市の田原町駅周辺整備事業で、市は駅舎から南側に隣接するフェニックス・プラザ正面入り口まで、雨よけの屋根付き通路を整備し、駅東側にはバス停を移設する。利便性と公共交通の結節点としての機能をさらに高める。

 20日、市企業局庁舎で開かれた福井鉄道福武線、えちぜん鉄道それぞれの活性化連携協議会で報告された。

 同駅を使ってフェニックス・プラザで開かれるイベントに訪れる利用者が多く、市民から屋根付き通路の整備を求める声が上がっていた。今年4月に同施設に市民福祉会館の機能が移転されるため、障害のある人たちの利用増も想定し配慮した。

 駅舎とフェニックス・プラザの間の市道に横断歩道を設け、駅舎から同施設正面入り口まで約80メートルの屋根付き通路を設置し動線を整備する。屋根の下部までの高さは約3メートルで、駅舎側にある同施設の階段はスロープに変更しバリアフリー化する。

 通称フェニックス通り沿いにある京福バスの「田原町」バス停は、現在地から北側約180メートルの駅東側に移設。同じく駅東側には福鉄バスのバス停もあり、移設に伴い両鉄道の田原町駅と両バス停が結節する。

 同事業は2014年度に概略設計、15年度に詳細設計を決めており、18年春の完成を目指し昨年5月から着工している。屋根付き通路のほか、芝生広場や多目的待合施設を整備する。全体事業費は約4億円で、12月の市議会で事業費の一部を盛り込んだ一般会計補正予算案が可決された。

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