福井県が移転を検討する県こども急患センター=福井県福井市城東4丁目

 福井県は本年度、県こども急患センター(福井市)の移転を検討する。冬場のピーク時は待合室が手狭で、患者と家族の利便性を良くする必要があると判断。医療関係者と協議し、年度内に一定の方向性を出したい考え。

 センターは2011年4月、同市休日急患センター内に開所した。月~土曜は午後7~11時、日祝日は午前9時~午後11時、県小児科医会の医師が診察に当たっている。

 所管する県地域医療課によると、センターは開所以来、年1万人程度の患者を診察し、17年度は1万297人が利用に訪れた。「平時の混雑はそれほどでもないが、冬場のインフルエンザ流行期は待合室がいっぱいになる」(担当者)ため、移転や待合室の改造など何らかの対応をする必要に迫られているという。

 このため本年度は、県小児科医会と協議し、県医療審議会の専門部会で移転の必要性について最終判断する。センターで対応できない重症患者は大病院に転送する必要があるため、移転する場合は立地に制約があることなどが論点になるという。

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