クレーンの強風対策

 関西電力高浜原発構内(福井県高浜町)で転倒し、2号機の建屋の一部を壊した大型クレーンについて、建機メーカーのマニュアルに記載されている強風対策が守られていなかったことが25日、関係者への取材で分かった。機材の重心のある後部が風上になるよう止める決まりだったが守られず、風の影響を受けやすかった。

 転倒したクレーンは後部にある重心によりバランスを取る構造になっている。マニュアルでは作業終了後に強風が予想される場合、重心のある後部が風上になるよう旋回させ、風を受ける形にして止めるべきだと記載している。

 だが事故時は建屋側に後部が隣接し、風を受け止めにくい状態だった。関電は20日の事故後の記者会見で、風向きは特段考慮していなかったと説明していた。

関連記事
あわせて読みたい