パンフレットに登場する女性の1人の中村さん。「働きながら福井の良さがより分かってきた」という=福井市大手3丁目のザ・グランユアーズフクイ

 福井市は、市内のさまざまな企業の第一線で働く若手女性20人を紹介するパンフレットとプロモーションビデオを制作した。タイトルはともに「福♥女のススメ」。女子高生へのロールモデル(お手本)集として、市が初めて作成した。市内で働く魅力を伝え、将来的な地元での就職につなげたい考え。SNS(会員制交流サイト)を意識したおしゃれなデザインで、女性たちが人とのつながりや子育て環境など、福井で働く良さを語っている。

 若い女性に福井の魅力を再認識してもらう「輝く女性の未来予想図事業」の一環で、市女性活躍促進課が企画。県外への女性流出を防ぎ、進路選択の参考にしてもらうのが狙いで今月、完成した。

 昨年、同市の仁愛女子高3年375人を対象に、将来なりたい職業を調査。上位に入った職種を中心に、熱意を持って仕事に取り組み、充実したプライベートを過ごしている女性20人を選んだ。看護師やパティシエ、インテリアコーディネーター、警察官などで、うち10人が県外の大学を卒業後、市内に戻ってきた。

 ブライダルプランナーとして働く中村千夏さんは「福井は伝統的な結婚式の文化が残っているすてきな場所。人とのつながりや住みやすさも魅力で、働きながら福井の良さが分かってきた」と語る。

 メーキャップアーティストの青柳慧花さんは、美容師の全国コンテスト2連覇後に帰福。「福井でも最新の情報が手に入るし、仕事の幅が広がり東京にいた時よりやりがいを感じている」とつづっている。

 このほか、20人の高校卒業後の経歴、高校で夢中だったこと、休日の過ごし方などを紹介。無料通信アプリLINE(ライン)風に、質問に吹き出しで答えるデザインが目を引く。

 パンフレットはB5判フルカラーで44ページ。6千部作成し、2月下旬に市内の高校2年の全女子生徒約2千人に配り、残りは市の公共施設などに置き配布する。

 掲載者のインタビューを収録したプロモーションビデオも動画投稿サイト「ユーチューブ」や市ホームページで公開中。同課の担当者は「市内で輝きながら働く『福♥女』を知ってもらい、福井に就職する女性が増えるきっかけになれば」と話している。

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