感染性胃腸炎の患者の推移

 国立感染症研究所は24日、年末年始に大流行が収まっていたノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者が15日までの1週間に再び増え始めたと発表した。1医療機関当たりの患者数は6・48人となり、前の週から1・17人増えた。

 福井県内は全国平均を大幅に上回る16・05人と全国2位の水準で、前週(2〜8日)の12・45人に比べ増加傾向となっている。県健康増進課は「年始は医療機関が休みで、受診しなかったことが増加の一因ではないか」と話している。

 地域別では二州が26・67人と最も多く、福井19・57人、丹南18・00人、坂井12・67人、奥越2・50人、若狭1・50人となっている。県は昨年11、12月に1回ずつ、関係機関に感染の注意を促す文書を送付している。

 全国の患者は昨年末に1医療機関当たり20人を超え、2006年以来の大流行となっていた。全国に約3千ある定点医療機関から新たに報告された患者数は1週間に2万506人で、前週より約4千人増加。1医療機関当たりの患者数は大分(18・25人)、福井(16・05人)、宮崎(15・25人)、熊本(12・92人)、愛媛(12・84人)などが多かったが、いずれも流行警報を発する基準となる20人を下回った。いったん警報を出した場合、警報の終息には12人を下回る必要がある。

 ノロウイルスは感染すると、1〜2日の潜伏期間の後、激しい嘔吐(おうと)や下痢を繰り返す。感染力が強く保育所や幼稚園、学校などで感染が広がることが多い。

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