平野部では雪のない冬が続く本県。坂井市三国町覚善の畑では菜の花が咲き乱れ、早くも彩りの季節を迎えている。福井地方気象台によると、福井市の一月の積算降雪量は二十四日現在で三センチ。一九五三年の統計開始以来、最低記録の五センチ(七二年)を更新する可能性が高くなっている。

 畑の一角で、房状に連なった黄色の小花が、時折吹く風にのんびりと体を揺らしている。近くに住む藤木とみこさん(79)は「いつもなら雪をかぶっているのにねえ。珍しい光景や」と、早すぎる春の便りに驚いた様子。

 同気象台によると、この日の坂井市の最高気温は六・六度で、平年より一度以上高かった。向こう一週間は気温の高い日が続くという。