福井坂井地区広域市町村圏事務組合議会定例会の冒頭、謝罪の言葉を述べる同組合管理者の坂本憲男坂井市長=7月27日、福井県あわら市笹岡の同組合

 福井県内9市町で発生している「総合行政情報システム」の障害は6日目の7月27日、坂井市と永平寺町の一部の窓口業務を除き、復旧した。9市町のシステムを管理する福井システムズ(本社坂井市)は、全ての自治体で30日朝までに完全復旧できるとの見通しを示した。同社は原因について、人的ミスは否定した。

 証明書発行などの窓口業務は、一部が滞っていた3市町のうち、あわら市は27日に全ての窓口業務が回復した。永平寺町は28日、坂井市は30日朝までに復旧する見込み。おおい町は26日に復旧していた。

 若狭町以西4市町と永平寺町の介護認定支援システムは復旧。メールや決裁文書のやりとりをする内部システムもほぼ元通りとなった。

 あわら市や坂井市では、障害があった期間に受け付けた届け出の入力などが滞っているものがあり、各課で業務量などを判断しながら、週明けに向けて土日も作業をする予定。越前市は、各種支払いなど、復旧後は書類で処理した大量の情報を入力する作業が生じる。担当課は「障害がなかったら必要がない仕事」とため息を漏らした。

 27日、あわら市、坂井市、永平寺町が入る福井坂井地区広域市町村圏事務組合議会の定例会が開かれ、管理者の坂本憲男坂井市長が「市民に多大な迷惑を掛けた。心からおわびします」と陳謝した。

 福井システムズの川崎敏明社長らが議員にシステム障害の経過を説明し謝罪した。

 障害の原因について同社長は人的ミスを否定した上で「原因の解明を進めている」とした。復旧が遅れたことに対し「当初は障害の原因を探しながら復旧を目指していたので遅くなった。その後システムの再構築を進めた」と説明。「30日朝までの完全復旧を目指す」と話した。

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