福井県坂井市丸岡町の日本一小さな物語「第四回新一筆啓上賞」の入賞発表会が二十三日、同市のいねすで開かれた。最高賞の大賞五点のうち県内からは岩本純弥さん(16)=南越前町、啓新高一年、北侑希子さん(9つ)=坂井市、明章小三年、吉田翔悟君(13)=勝山市、勝山北部中二年=の三点が選ばれた。

 「父」との往復書簡となる今回は国内外から一万七千三百八十六点が寄せられ、百五十点が入賞した。本県からの大賞入賞数は前回と同じで、新一筆啓上賞となってから最多タイ。ほかの県内入賞作は秀作(十点)、住友賞(二十点)、メッセージ賞(十点)がともに二点ずつで、佳作(百点)は二十三点。丸岡青年会議所賞には坂井市内の五点が選ばれた。

 発表会では作家の西ゆうじさん(丸岡町出身)、中山千夏さん、シンガーソングライターの小室等さん、詩人の佐々木幹郎さん、住友グループ広報委員会の井場満事務局長ら選考委員が講評。丸岡中生徒六人が、佳作を除く五十点を情感たっぷりに朗読した。作品ごとにさまざまな父親像が描き出され、会場からは拍手や笑いがわき起こった。小室さんは「大賞は、ほぼ全員一致で決まった素晴らしい作品。やさしさや他人への思いやりを感じる作品があふれていてよかった」と話した。入賞者を表彰する顕彰式は四月二十一日、同市のハートピア春江で開かれる。

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