「こんなささいなことで、こんな大変なことになるとは」「若い人はやわ。社会生活できるのかと思う」—。20代の男性福井市職員と30代の女性福井署員に暴行を加えたなどとして公務執行妨害と傷害の罪に問われた男が20日、福井地裁初公判で、事件について被害者が悪いかのように批判。「僕の感覚ではついていけない。現代はそういう時代なのか」とまくしたてた。

 男は福井市の無職男性被告(65)。起訴内容は昨年11月1日、生活保護の相談中に福井市職員に暴行を加え、同月6日、福井署での取調中には30代女性警察官の顔に両手を突き出し、約1週間のけがを負わせたとされる。

 被告は被告人質問で「こんなささいなことで(勾留が)80日間ですよ。こんな大変なことだったと反省している」とし「僕としては暴力という気はない。悪ふざけの延長。なんと神経の細かな人だと思った」と発言。「はっきり僕の意見を言えば、この程度のことで事件になるとは若い人は、やわ」「刑務所だろうが病院だろうが、ずっと拘置所だろうがいい。おわり」と自ら質問を打ち切った。

 検察側と懲役1年4月を求刑し即日結審した。判決は2月1日に言い渡される。

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