脱原発を訴える社民党の国会調査団が二十二日、敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」を視察し、ナトリウム漏えい対策を中心とした改造工事の進ちょく状況を確認した。

 旧社会党時代を含め同党は三度目の視察。一行は近藤正道参院議員を団長に、事務局長の保坂展人衆院議員(同党平和市民委員長)ら計十二人。高速増殖炉研究開発センターの伊藤和元所長らの案内で、ナトリウム漏えい事故を起こした二次系配管室や原子炉格納容器、中央制御室などを見て回った。

 近藤団長は視察後、敦賀市役所で会見し「改造工事はナトリウムが漏れるとの前提で進められている」と指摘。「耐震指針設計の問題など、安全安心の観点から納得できない部分も多い。敦賀が実験場になるのはおかしい」などと話し、二十五日からの国会で、もんじゅの問題点について質問する方針を示した。

 改造工事中のもんじゅは、昨年末から完成部分の確認試験を開始。二○○八年五月ごろの起動を目指している。