監視パトロール中に野鳥の死骸が見つかり、回収する職員=19日、福井県あわら市の北潟湖

 石川県加賀市の「片野鴨池」で野鳥の死骸から鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たことを受け、福井県は19日、同県あわら市の北潟湖で監視パトロールを実施した。野鳥1羽の死骸が見つかったが、簡易検査で陰性だった。国立環境研究所(茨城県つくば市)で遺伝子検査を行い、23日以降に感染の有無が判明する見込み。

 19日午前11時ごろ、福井県が野鳥の監視パトロールをしている最中、湖面に浮いたカモ科の渡り鳥、キンクロハジロ一羽の死骸を同行記者が発見。県自然保護センターの職員が回収し、県家畜保健衛生所で簡易検査をした。

 片野鴨池の野鳥ヒシクイ1羽は簡易検査では陰性だったが、遺伝子検査で陽性反応が出た。高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染有無が25日までに判明する見込み。福井県自然環境課は「簡易検査は陰性でも予断は許さない状況。野鳥の死骸を発見したら触らず、行政に連絡してほしい」と呼び掛けている。

 福井県内では、2007年に北潟湖周辺で回収したマガモのふんから、低病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことがあるが、高病原性のウイルスが検出されたことはない。

 環境省は18日、北潟湖など片野鴨池から半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定していた。同区域の指定は福井県内で初めて。県は同湖周辺で19日から45日間、毎日午前中にパトロールを行う予定。

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