大手予備校の河合塾は19日、大学入試センター試験の自己採点と志望校データを基に、志望動向や国公立大2次試験の出願目安となる合格判定基準をまとめた。2017年度入試の全国的な志望学部の傾向として、15年度入試からの「文高理低」が継続。福井県内の受験生は福井大の志願者が最も多く、教育と国際地域の両学部で約6割を占める傾向は前年と変わらないとしている。

 河合塾によると、センター試験の平均点は5教科7科目型でみると、文系がアップし、理系が下がった。国語で現代文の難度が上がり、平均点が低かったことが影響しているという。

 国公立大の志願者数は前年並み。文系では経済系の人気が鮮明で、人文・法学系は落ち着きをみせている。理系は工学系の通信情報・建築土木で志願者が増えている。全国的に教育学部の教員免許を取得しない課程の廃止・縮小が続いており、再編による募集数の変化に注意が必要とした。

 福井県内受験生が志望する国公立大は福井大、金沢大、福井県立大、富山大の順だった。

 福井大の教育学部は募集区分に変更があったが、ボーダーラインは前年並み。2年目の国際地域学部は、センター試験で6割超の点数を取った県内からの志願者が多い傾向にある。8学科から5学科に再編され2年目の工学部は、今年も愛知県からの志願者が多い見込み。医学部の志願者数は前年並みと予想している。

 福井県立大は、看護福祉学部看護学科でセンター試験で課す科目が増えたため、県外からの志願者は減る可能性もある。経済学部は県内からの受験者が多い傾向は続く。敦賀市立看護大は前年は倍率が高かったものの、今年は近隣県の看護系大学の志望動向によって変化する可能性があり、注視する必要がある。

 金沢大は文系で軒並みボーダーラインが上昇。理系はボーダーライン、志願者数とも前年並みとみている。

 全国で44万5714人、福井県内は3037人の自己採点・志望校データを基に分析した。

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