初競りで高値で販売されたジャンボシイタケの「香福茸」=19日、福井県越前市の武生青果

 福井県内の生産者有志が栽培に取り組んできたジャンボシイタケ「香福茸(こうふくだけ)」が19日、同県越前市の武生青果に初出荷された。初競りでは6個入り1箱3万円の高値がつき、手塩にかけて育ててきた生産者は笑顔を浮かべていた。

 原木シイタケのうち▽かさの直径8センチ以上▽肉の厚さ3センチ以上—などの基準を満たしていることが条件。冬に時間をかけて育てることで、うまみや香りを凝縮したシイタケになるという。

 初競りには香福茸2箱のほか、基準に満たない「銀ラベル」5箱が並んだ。香福茸は3万円、1万6千円の値がつき、銀ラベルは5箱とも各5千円で競り落とされた。

 香福茸2箱と銀ラベル3箱を落札した青果物卸売業「イッセイ」(同市)の田中誠社長(49)は「料亭から依頼があり、絶対に落とすつもりだった」と話し、生産者の姉崎敏明さん(68)=越前町=は「高く買ってもらえてうれしい。農家のやる気にもつながる」と喜んでいた。

 香福茸はジャンボシイタケをブランド化しようと、県内有志が2015年11月に「香福茸生産部会」を発足。会員7人が生産し、3月末までに約120キロの出荷を見込んでいる。

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