若者の地元定着を促進しようと福井県は、県内の高校を卒業した後、今年4月以降に県内の大学、短大などに進学し、自宅から通うのが困難な学生を対象に、福井市内の県職員住宅4施設の空き部屋を計18室程度貸し出す。敷金礼金はなく、月1万〜2万円程度の格安家賃となっている。

 4施設は築21〜37年。このうち三郎丸と木田は1DKで計4室程度を貸し出す。日光A、B棟と板垣は3DKで14室程度を貸し、複数人でルームシェアすることもできる。いずれもバス、トイレ付き。光熱水費は別途必要。

 利用できるのは、福井大と福井県立大、福井工大をはじめ、県内の大学、短大、専門学校計15校に進学する学生。希望者は、それぞれの学校の担当窓口に申し込む。応募多数の場合、自宅から学校まで遠い学生を優先する。

 この制度は本年度に始まり、県大学・私学振興課によると、現在は嶺南の4人が利用している。県の調べでは、嶺南の高校生の県外進学率は約8割で、嶺北より約2割高くなっている。同課は「居住費の負担を軽減することで、県内の学校から遠くに住む若者の県内定着につながれば。ぜひ進路選択の参考にしてほしい」としている。

 県は1月29日と2月26日、3月20日に事前見学会を開く。時間はいずれも正午から午後5時。希望者は必要事項を記入して県大学・私学振興課にメールする。学生に貸し出す県職員住宅の詳細は県ホームページで紹介している。

 事前見学会の申し込み方法や締め切りなどの問い合わせは同課=電話0776(20)0245。

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