福井口駅の完成イメージ図

新福井駅の完成イメージ図

 福井駅付近連続立体交差事業として、福井市内のえちぜん鉄道専用高架橋の上に整備される福井口、新福井両駅の駅舎完成イメージ図が完成し、福井県は地元住民への説明を始めた。福井口駅は線路とホーム全体を上屋で覆った箱形の駅舎となり、新福井駅もホーム全てに屋根が取り付けられる。傘を差さずに風雨をしのげ、安全性が向上する。いずれも2017年度末に完成し、18年夏ごろに供用を開始する予定。 

 福井県は15日、地元の西開発1丁目自治会に提示した。両駅舎の完成イメージ図が発表されたのは初めてで、今後は福井駅周辺整備事務所の広報紙「駅周だより」で周知するほか、地元自治会などから要請があれば直接説明する予定。

 三国芦原線と勝山永平寺線の乗り換え拠点となる福井口駅は、上下線の二つの線路に挟まれた形の島式ホームで整備。ホームに屋根の支柱を設置すると、朝夕のラッシュ時に乗り換えの支障となる恐れがあるため、線路とホームを箱形の上屋で覆うことにした。上屋は、ホームからの高さが約7メートルで長さは約54メートル。また、地上とホームをスムーズに移動できるよう、エレベーターを1基設ける。

 一方、新福井駅は上下線のホームが向かい合う相対式で整備する。それぞれ長さ約45メートル、幅約2・5メートルのホームの上に高さ約4メートルの屋根を設置する。外側には風よけや転落防止のための壁を設ける。上下線専用のエレベーターを1基ずつ設ける。

 福井県都市計画課によると、2駅とも旧駅舎には屋根がホームの一部にしかなかったが、新しくなると全て覆われることになる。

 えち鉄は現在、北陸新幹線福井駅部約800メートルを暫定利用し、仮線で運行している。現在建設中のえち鉄専用高架橋の上に福井と新福井、福井口3駅の駅舎を17年度末までに整備した後、18年夏ごろに線路を仮線から切り替える予定となっている。

 福井県土木部の小川俊昭技幹は「18年の福井国体・全国障害者スポーツ大会までに着実に完成させ、県内外の多くの利用者に親しまれる駅舎にしたい」と話している。

関連記事