中部縦貫自動車道

 中部縦貫自動車道・永平寺大野道路(全長26・4キロ=福井県)の全線開通時期について、国土交通省福井河川国道事務所は16日、目標の2016年度内から新年度にずれ込むと発表した。唯一の未開通区間、永平寺—上志比(5・3キロ)の整備が年度内に間に合わないためで、同事務所は「今年夏前までの全線開通を目指していく」としている。

 同事務所によると、永平寺—上志比の整備工事を進める中で、昨年8月に永平寺町轟の道路上部のり面の一部で軟弱な地質が確認された。のり面の掘削土砂は同町浅見での盛り土に再利用する計画だが、土砂にセメントを混ぜて強度を高める作業に手間が掛かり、16年度内の完成に間に合わなくなったという。同事務所は「工程の短縮を図り、一日も早く開通させたい」としている。

 永平寺大野道路は片側1車線で、福井市玄正島町から大野市中津川に至る無料の自動車専用道路。すでに福井北—永平寺の5・4キロと、上志比—大野の15・7キロが開通している。

 福井県は16年度内の全線開通を見込んで、3月18、19の両日に全線開通の記念イベントを大野市で開催することを今月5日の知事記者会見で発表。食や特産品の販売、化石発掘体験などの催しで地域の魅力をPRすることにしているが、開通自体は遅れる形になる。

 県観光振興課は「(開通より)少し早くなってしまうが、機運盛り上げにつなげたい」としており、イベントは予定通りに行う方針。

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