大学入試センター試験を終え、ほっとした表情で会場を出る受験生=15日、福井市の福井工大福井キャンパス

 大学入試センター試験は15日、全国691会場で理科と数学を行い、全日程を終了した。福井県内では福井大の文京、松岡の両キャンパス、福井県立大の永平寺、小浜の両キャンパス、福井工大の5会場で行われ、雪の影響が懸念されたが混乱はなく、定刻通り行われた。受験生は第一関門への挑戦を終え、「力を出し切れた」「いまいちだった」などと試験の出来を振り返りながらも、次の目標に向かい気持ちを切り替えていた。

 前日に続き、雪の影響を心配して早めに会場入りする受験生が目立った。厳しい寒さの中、羽水高の女子は午前7時すぎに試験会場に入り「念のため早く来た。もうひと踏ん張りします」。京都大を目指す藤島高の理系男子は「集中力アップのためにイチゴを10粒ほど食べてきた。いつものペースで頑張りたい」と意気込んだ。

 第2日の最初の試験科目は理科1。武生東高の文系男子は生物基礎と地学基礎を受け「生物で直前に見直していた免疫の問題が出てラッキーだった」。最も多い3205人が挑んだ数学1のうち数学1・Aでは、鯖江高の文系男子が「過去問より簡単だった。ここまでいい流れで来ているから最後までこの調子で乗り切りたい」と笑みをこぼした。数学2の数学2・Bでは、羽水高の理系男子が「難易度は普通だったが、計算量が多くて時間が掛かった」と分析した。

 大学入試前半戦のヤマ場を越えた受験生たちは、緊張感から解放された様子。福井工大福井高の文系女子は「やったー、終わった」と大声を上げ、「社会科はいまいちだったけれど数学で取り戻せた。次は東京外大の前期試験に向けて頑張る」。武生高の理系男子は「物理の選択問題の内容が例年と違ったけれど、まあまあの出来」と手応えを感じたよう。「きょうは疲れたからゆっくり寝て、あしたから記述式に集中する」と気合を入れ直した。

 大学入試センターや各大学によると、全国では15日、大雪に伴う交通の乱れなどで5府県14会場が受験生全員の試験開始時刻を1時間繰り下げた。雪のため繰り下げた会場数としては過去10年間で最多。雪以外の会場トラブルなどで再試験対象となったのは14、15日合わせ207人だった。

 不正行為は、同センターによると北海道、富山、石川など6道県で計12件。内容はスマートフォンの使用などで、集計のある2006年以降で最多の計12人を受験全科目無効とした。

 全国の志願者数は57万5967人。平均点の中間発表は18日、得点調整の有無の発表は20日、平均点の最終発表は2月2日を予定。けがや病気など、やむを得ない事情で受験できなかった志願者らが対象の追試は1月21、22日に東京と京都で実施する。

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