あわら市が市のホームページ(HP)上に開設していた電子掲示板「市民会議室」が九日夕、急きょ閉鎖された。同掲示板にある金津、芦原両中の統合問題について意見を述べ合う「中学校建設」コーナーが、投稿者同士で批判し合う状態に陥ったのが原因。中学校だけでなく、「新幹線」「まちづくり」などを含む掲示板全体を削除した。

 「市民会議室」は匿名の投稿者がインターネット上で意見や情報を交換する電子掲示板。市が三年前に開設した。「新幹線・公共交通」「まちづくり」など十一のテーマで、自由に意見を述べ合う市民のサロン的な役割を果たしていた。実名で書き込む投稿もあった。

 このうち「中学校建設」の項目は、松木幹夫市長が統合中建設の方針を打ち出した後の昨年二月に開設された。市民の関心の高さもあり、閉鎖される直前までは約千二百件の書き込みがあり、他の項目に比べ突出して多かった。

 ただ統合に賛成、反対の立場の投稿者の意見の応酬が次第にエスカレート。最近は「お前が出てくると迷惑」「出てくるな」など相手をののしる書き込みも出始めた。

 市では年明け以降、批判合戦がさらに深刻化したことを受け、継続すると市民の亀裂が一層広がると憂慮。「市民会議室」すべての閉鎖を決め、同日午後五時にHP上から削除した。

 市秘書広報課の辻博信課長は「収拾がつかなくなり、やむを得ない措置。市民から再開を求める声があればまた検討したい」と話している。

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