消防団出初め式 猛特訓の成果披露

はしご乗り、技次々

 敦賀消防団の出初め式が八日、敦賀市内で開かれ、同団が結成した消防鳶(とび)隊「つるが鳶」が勇壮なはしご乗りの演技を初披露した。豆絞りの鉢巻き姿もりりしく、団員の家族ら大勢の観衆が見守る中、高さ六メートルのはしごの上で曲芸さながらの演技を見せた。

 県内の消防鳶隊結成は、坂井消防団の「越前三国鳶」に続いて二例目。若者の入団促進をはじめ、団員相互の結束を深めようと組織され、昨年九月から週二回の猛特訓を行ってきた。

 気比神宮前の相生通りで予定されていたはしご乗りは、荒天のため屋内の同市きらめきみなと館で行われた。会場には、はしご乗りの勇姿を一目見ようと、団員の家族ら約百人の観衆が詰め掛けた。

 本番では五十人の団員が三基のはしごを立てて演技を披露。乗り手が次々と駆け上がり、「遠見」や「一本大」「背亀」などの技を次々と演じた。技が決まると乗り手は「ハイッ」と気勢を上げ決めのポーズ。はしごを「鳶口(とびぐち)」と呼ばれる柄の長いかまで力強く支える団員らが「ヨッ、ヨッ」と粋な掛け声を響かせて応じると、大きな拍手がわき起こった。

 八人が務めた乗り手のリーダーで、同市坂下の会社員、奥田充裕さん(45)は「練習の成果を百パーセント発揮できた完ぺきな演技だった」と満足そう。「不安だらけのスタートだったが、個々が責任感を感じながら練習を積んできた。来年はもっとレベルアップした演技をみせたい」と話していた。

 出初め式では、はしご乗りを前に、同市松島町の笙の川堤防でポンプ車など約三十台が、赤や青に着色された水を一斉に放水。幾筋もの水のアーチが描かれた。

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