大宮千絵さん

 東京のNPO法人に勤務する福井県あわら市出身の大宮千絵さん(33)が提唱した、世界の子どもたちを貧困から救うプロジェクト「おにぎり『いただきます!』ソーシャルアクション」の2年目の取り組みが昨秋、終了した。善意は大きく広がり、食料不足に苦しむ世界の子どもたちに85万食(4千人の子ども1年分)の給食が届けられる。大宮さんは「日本から世界を変える大きな力を感じた」と喜んでいる。

 NPO法人「テーブル・フォー・ツー・インターナショナル」(東京)のプロジェクトは、おにぎりの写真を特設サイトや会員制交流サイト(SNS)に投稿すると、参加者に代わり協賛企業・支援者が1枚につき100円を寄付する仕組み。100円でアフリカやアジアの子どもたちの給食5食分に相当する。昨年は10月11日から11月30日の期間で実施した。

 想定以上の勢いで写真の投稿があり、自民党農林部会長の小泉進次郎衆院議員や著名芸能人も続々参加。寄せられた写真は10万枚超と、一昨年の20倍以上の規模に拡大した。大宮さんは「写真には温かいストーリーやメッセージが込められていた」と振り返る。

 開始早々に協賛金が底を尽きそうな事態に陥ったものの、追加寄付の呼び掛けに多数の企業や市民が応じ、期間を無事終えた。写真投稿に、協賛企業が販売している寄付付き商品の分も加えると、1700万円の寄付が決まった。アフリカとアジアの計6カ国の子どもたちに給食が届く。大宮さんは「今年は、日本を代表する動きにしていきたい」と意気込んでいる。

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