福井県域絶滅危惧1類に指定されているオミナエシとキキョウ=7月20日、福井県あわら市

 福井県あわら市で自然保護活動に取り組む、河田勝治さん(73)=同市=が県内で採取し、繁殖させたオミナエシとキキョウが河田さんの自宅敷地内で咲き誇っている。秋の七草で知られるオミナエシとキキョウはともに、県域絶滅危惧1類に指定されており自生していることを見かける機会が減っている。それぞれ50株に増やした後、山に返す予定。

 河田さんは子どもたちに里山の楽しさや必要性を伝えたり、国有林を保護したりする「あわらの自然を愛する会」の会長を務めている。

 オミナエシとキキョウは河田さんが6年ほど前に県内で種を採取し、自宅敷地内の約20平方メートルの範囲で現在、25株ずつを繁殖させている。

 河田さんによると、花の近くに雑草を生やしたり、適度に太陽が当たるようにするなど、自然環境に近い状態での栽培は難しいという。今年は黄色の小さな花をたくさんつけたオミナエシと、薄紫色のかれんなキキョウが7月上旬から咲き始めた。

 河田さんは「どちらも貴重な植物。里山の整備を通して守っていきたい」と話していた。

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