母親の胸で眠るシロテテナガザルの赤ちゃん=4日、鯖江市西山動物園(同園提供)

 絶滅の恐れがあるシロテテナガザルの赤ちゃんが2日、鯖江市西山動物園(福井県)で約3年ぶりに生まれた。母親の胸に抱かれる、愛らしい姿が見られる。

 シロテテナガザルはミャンマーと中国の国境付近からマレー半島、スマトラ北部に生息。国際自然保護連合のレッドデータブックで「近い将来絶滅の危険性が高い種」に指定されている。日本には約90匹おり、同園では雄3匹、雌2匹を飼育。赤ちゃんの誕生で計6匹になった。

 赤ちゃんは体長20センチほどでピンク色の地肌にうっすらと白っぽい産毛が生えている。母親から離れないため、性別はまだ分からない。生後3カ月から1歳になるころまでは母親のおなかから離れず、当分は母乳だけを飲むという。1カ月ほどで成獣と同じ茶色の毛が生え始める。

 父親はテツ(34歳)、母親はミヨ(23歳)。2匹は相性が良くミヨは6匹目の出産。名前は今後、公募するなどして決める。

 飼育員の伊藤朗さんは「寝ている時間がほとんどだが、母親の乳を吸うときもある。かわいらしい姿をぜひ見てもらいたい」と話している。

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