「唐門」をくぐり抜けるため集まった人々の列=1日午前0時50分ごろ、福井県永平寺町の曹洞宗大本山永平寺

 福井県永平寺町の曹洞宗大本山永平寺の唐門が31日夜、1839年の建立以来初めて一般開放された。午後11時から4時間限定で、初詣客が長い列をつくり、荘厳な雰囲気の門をゆっくりとくぐり抜けていた。

 唐門が開かれるのは、皇室から使者を迎える時や貫首の就任時だけ。前回は2008年、福山諦法貫首の就任時に開かれた。門扉には皇室の御紋章の菊花紋が飾られている。

 午後11時、除夜の鐘が突き始められるのに合わせて、役寮がかんぬきを外して静かに門扉を開けた。初詣客は写真を撮ったり、通り抜けた後も何度も振り返ったりしていた。三重県から娘夫婦と訪れた佐野さき子さんは「厳かで粛々とした雰囲気で、とても良かった。新年も健康で過ごしたい」と笑顔で話していた。

 永平寺によると、初詣客が寺内を通らず、山門へ直接参拝することから、対応する修行僧の負担を軽くし修行に専念させるため開放した。次回以降も続ける予定。

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