福井をイメージして作った服をリカちゃんに着せ、出来映えに満足そうな(左から)酒井唯奈さん、永田瑞穂さん、正藤瑞希さん。=福井市の啓新高校

啓新高ファッションデザイン科の生徒による福井の「ご当地リカちゃん」。左から、恐竜の化石をイメージしたドレス、丸みのあるシルエットがかわいい恐竜の着ぐるみ風パーカーワンピース、トレンドのチュールをあしらった恐竜モッズコート、越前がにのセットアップ風ワンピース、学ラン風インナーとファーポンチョの「ガリ勉めがね」(背景は福井県立恐竜博物館。写真は合成)

 着せ替え界のファッションリーダーを、福井メードの装いで飾りたい—。啓新高(福井市)で洋服のデザインを学ぶ生徒たちが、“ご当地リカちゃんプロジェクト”に挑んだ。「かわいくてスタイルがいいリカちゃんに似合わない服なんてない」と、恐竜、カニ、めがねをモチーフにした斬新な服を次々と発案した。

 作ったのは、昨年の「福井ファッショングランプリ」デザイン画部門で入賞したファッションデザイン科の3人。

 小学生までティッシュで作った自作の服をリカちゃんに着せて遊んでいたという永田瑞穂さん(2年)は「福井で今熱いのは恐竜」と、化石をイメージした作品を考えた。「リカちゃんを見たら『こんな日常を過ごしていそうだな』と想像をかき立てられて服のアイデアが湧いてきた」。数年ぶりの“ごっこ”はいきなりの本気モードだ。リカちゃんの好きなピンクのドレスに、骨や足跡をかたどったグレーの模様、ギザギザのしっぽをあしらった。

 カニと恐竜を発案したのは酒井唯奈さん(3年)。カニの胴に似せたバルーンスカート、おなかをイメージしたリボンの編み込み。はやりのファー使いも愛らしい。特に目を引くのが、はさみをイメージした袖先とカニの目玉のカチューシャ。恐竜は、着ぐるみのような雰囲気で、横のポケットを恐竜の模様のように仕立てた。「着せ替えする人形だから、触りたくなるような柔らかい素材を選んだ」と細部にまでこだわった。

 正藤瑞希さん(3年)は、鯖江のめがねと「学力日本一」がテーマ。針金をぐるぐる巻きにして作っためがねを掛けて「ガリ勉」に変身させた。学ランぽい詰め襟とプリーツのスカートに、もこもこのポンチョを重ねて季節感も演出した。「恐竜に雰囲気が似ている」とモッズコート姿のバージョンも。「恐竜に出合ってサバイバル」というイメージで合わせた、裾の迷彩柄のチュールがおしゃれだ。

 完成した衣装は早速、リカちゃんが試着。思わず「かわいい〜!」と笑顔がはじけた。

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