猛烈な暑さの中、資材を搬入する作業員=7月24日、福井県あわら市菅野の北陸新幹線竹田川橋りょう工区

 記録的な猛暑が続き、福井県内の建設、製造現場は暑さとの闘いを強いられている。従業員の命、健康を守るため熱中症の対策を徹底している。

 厳重警戒―。7月24日午後2時ごろ、大型トラックが行き交うあわら市の北陸新幹線竹田川橋りょう工区(約1・5キロ)の建設現場では、温度計が気温33度・湿度55%を示していた。環境省が公表する「暑さ指数」(WBGT)は、熱中症の危険が高い「28度」となった。同工区の共同企業体工事事務所の庄司尚矢所長は「暑さは慣れているが、さすがに厳しい」と大きく息を吐いた。

 120~150人が働く現場では、朝礼時にWBGTの予測値を張り出して注意喚起する。冷房を効かしたプレハブの建物を「熱中症対策室」とし、製氷機や経口補水液を常備。霧状の水を噴射するミストシャワーも備える。

 午前と午後の30分休憩に加え、1時間ごとに小休憩を挟む。熱中症予防を管理するリーダーが1日3回程度、作業員の体調をチェックしており、現在のところ病院に搬送されるような事態には至っていない。

 庄司所長は「建設業は先駆けて熱中症対策を進め浸透はしているが、作業員同士の声かけが最も大切」と話し「気を抜かず一日一日乗り切っていく」と汗をぬぐった。
 

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