2016年のシートベルト着用状況の全国調査結果で、一般道での後部座席の着用率が福井県は25・2%(ワースト4位)で、前年より8ポイント上昇したものの依然として4人に1人しか着用していない実態が明らかとなった。高速道でも64・8%(同14位)と全国平均を大きく下回り、6歳未満の子どものチャイルドシート使用率も52・0%(ワースト5位)と低水準だった。車外に放り出されるなどの危険性への認識の甘さや、順法意識の低さが浮き彫りになっている。

 調査は警察庁と日本自動車連盟(JAF)が実施。後部座席でのシートベルト着用率の全国平均は一般道36・0%、高速道71・8%だった。15年調査で福井県は一般道17・2%、高速道40・8%とともに最下位だった。

 チャイルドシート使用率の全国平均は64・2%。15年調査では全国平均62・7%に対し、福井県は44・4%で最下位だった。

 一方で運転席や助手席の着用率は全国的に90%を超えており、福井県は運転席が高速道路99・7%、一般道97・9%、助手席は高速道路99・3%、一般道93・9%だった。

 後部座席のシートベルト着用は2008年に義務化。高速道での違反の場合には運転者に違反点数1点が科せられる。チャイルドシート使用は00年に義務化され、運転者に違反点数1点が科せられる。

 JAFによると、後部座席ベルト非着用の場合▽自分自身が致命傷を負う▽衝突の勢いで同乗者にぶつかり致命傷を負わせる▽車外放出される—といった危険性があるという。

 県警などは16年、県内各地で高齢者交通安全教室を開き、衝撃体験車を通じて、ベルト着用の必要性を体感してもらってきた。北陸自動車道のサービスエリア(SA)では全席シートベルト着用を呼び掛けるチラシを配布した。県警交通部の久慈康之管理官は「交通死亡事故にはシートベルトを着用していれば助かったと予測される事故がある。自動車での出発前にはシートベルトの全席着用を確認してほしい」と話している。

 シートベルト着用調査は10月、全国の国道や高速道など882カ所で、チャイルドシート使用状況調査は11月に全国のショッピングセンターなど99カ所で目視で実施した。

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