押収した鉢植えの大麻草=福井県警福井署(同県警提供)

 大麻を販売しようとマンションで栽培した事件で、大麻取締法違反(営利目的栽培、営利目的所持、所持)の罪に問われた福井市、無職岩本鮎被告(34)の判決公判が28日、福井地裁であった。熊谷大輔裁判官は懲役3年、執行猶予5年、罰金50万円(求刑懲役3年6月、罰金50万円)を言い渡した。

 判決理由で熊谷裁判官は「営利目的で大麻を栽培した動機、経緯に酌むべき点はない」と指摘。多額の費用で設備を整えて栽培の工夫もしており「栽培本数も少なくない。大麻の害悪を社会に拡散させる可能性がある悪質な犯行」とした。一方で反省の態度を示しているなどとして執行猶予付き判決とした。

 判決によると、岩本被告は昨年10月中旬ごろから今年4月28日までの間、福井市のマンションの1室と福井県大野市の2室で、大麻種子をまいて発芽させるなどした後、大野市の2室で育った大麻草を鉢に移植し36本を栽培したとされる。

 また4月28日、大野市内のマンションで営利目的で大麻約82グラムのほか、大麻515グラムを所持した。

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