Jリーグに復帰し、19試合に出場した梅井大輝

J2岡山入りが決まった下口稚葉

 2016年サッカー界の福井県に関係する主な出来事を振り返る。Jリーグでは、久しぶりに県出身選手が活躍する明るい話題。一方、Jを目指すサウルコス福井の昇格は今季もならなかった。

 ▽Jリーグ

 2015年末、福井県出身ただ一人のJリーガーだったFW棗佑喜(丸岡高出身)のJ1(当時)松本退団が発表された。全国唯一の「Jリーガー空白県」となる恐れがあったが、シーズン開幕が迫った2月半ばに、サウルコス福井のDF梅井大輝(丸岡高出身)のJ3福島入りが決定。県勢Jリーガーのたすきがつながった。

 梅井は福島で、主に途中交代で19試合に出場。10月のYS横浜戦では直接フリーキックを突き刺し、自身1度目のJリーグ入りから8年半を経て、初得点をマークした。梅井は来季、J3相模原でプレーする。

 11月にはJFAアカデミー福島のDF下口稚葉(福井市中央FC出身)がJ2岡山入り内定という、うれしいニュースが飛び込んできた。

 ▽なでしこ

 1部仙台で2年目のFW有町紗央里(福井工大福井高出身)は、リーグ戦12試合4得点、皇后杯では4試合3得点と、主力の一角を担った。日本代表としては7月の国際親善試合(スウェーデン戦)に途中出場した。このほか代表候補としてコンスタントに選出されたが、9月のキャンプはけがで辞退した。

 伊賀のDF大橋実生(福井工大福井高出身)はリーグ戦16試合、岡山湯郷のDF橋本祥子(同)は9試合に出場した。橋本は今季で退団。武蔵丘短大のGK高橋麻美(同)が、仙台で特別指定選手として登録された。

 ▽サウルコス福井

 北信越リーグ参戦10年目。2012年まで指揮を執った石田学氏が監督に復帰し、J2長崎に所属したFW松尾篤ら元Jリーガーを多数補強。悲願のJFL昇格を目指した。

 第12節まで10勝2分けと快走。しかし5連覇に王手をかけて臨んだ13節の首位攻防戦で、アルティスタ東御に0−1で敗れ2位に転落。石田監督は解任され、優勝も逃した。

 JFL昇格へ望みがつながる全国社会人選手権は2回戦でヴィアティン三重に0−1で屈した。今季も昇格はならなかった。

 12月末、かつてJ2愛媛を率いた望月一仁氏の来季監督就任が発表された。

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