走り出す女子美方の2区橋本はなえ(中央)。1区吉村奈々(中央奥)から37位でたすきを受け取る=京都市内の第1中継所

 全国高校駅伝競走の男子第67回、女子第28回大会は25日、京都市西京極総合運動公園陸上競技場を発着点とする男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロのコースで行われた。福井県勢は2年連続27度目出場の男子美方が2時間12分31秒で44位。4年連続22度目の女子美方は1時間14分53秒の43位だった

 「このチームで最後までやりきれてよかった」。女子美方の吉村奈々主将はすっきりとした表情だった。目標の30位台には届かなかったが、選手たちは「全力を出し切れた」と声をそろえた。

 吉村主将は3年目でつかんだ都大路1区。チームに勢いを、と強い思いで挑んだが「やっぱりみんな速かった」。納得のいく順位、タイムとはいかなかった。それでも2区橋本はなえは「(吉村)奈々さんの悔しさを晴らしたかった」と区間28位の力走。

 2日前の23日に4区に抜てきされた門丹生優香。右足の故障もあったが、堀真浩監督からの「先輩の気持ちをくみ取って走れ」の言葉に奮い立った。走る予定だった3年生の「(浦谷)麻奈未さんの分まで」。中継所手前で転倒するほど全力を出し切った。

 チームが一つになったのは今年の夏合宿。それまでは上級生と1年生の間で、都大路への思いに差があった。時には涙も流し、意見をぶつけあって意識を統一。吉村主将は「つらいことがある度にみんなで乗り越えてこられた。都大路に来られて本当によかった」と感慨深げだった。

 次期主将候補の橋本は「全力でぶつかれるチーム」を目指す。1年生も「自分たちがチームを引っ張る」と意気込む。ことし果たせなかった30位台へ。一歩ずつ成長を目指す。

関連記事
あわせて読みたい