嘱託警察犬の委嘱式が二十六日、敦賀署で行われ、ホワイトシェパードの「キャンディ・オブ・タカハシ・JP号」(愛称・メリー)が”鼻の捜査官”の委嘱を受けた。警察犬として一般的なジャーマンシェパードとは異なる犬種だが、数多くの競技会で優秀な成績を収め、本格的に警察犬を目指していた。関係者は「非常に珍しく、おそらく日本で初めて。これから経験を積んで活躍してほしい」と期待を寄せている。

 メリーは二歳のメスで、敦賀市の柳大基さん(48)が所有している。二年前にしつけのため、福井警察犬訓練所=美浜町=に預けたが、“卒業記念”にと昨年六月、中日本訓練競技会に初出場。初優勝を飾った。その後も、数多くの大会でタイトルを獲得し続け、潜在能力の高さを証明したことから、県警の警察嘱託審査会を受験、見事に合格を果たした。

 血統管理などを行っている日本ホワイトシェパード犬協会によると、「(毛色の違いから)ジャーマンシェパードの仲間からは”はぐれもの”という扱いを受けてきた。近年、ようやく世界的に別の犬種として公認されるようになってきた。警察犬になるのはおそらく日本で初めてだろう」と話している。

 柳さんは「警察犬になってくれたらという思いはあったが、犬種が違うという壁を感じていた。本当になれるとは思わなかった」と驚いた様子。また、訓練士でメリーの指導手を務める松本浩さんは「(警察犬として)認められたのは、メリーが優秀だということの証明。将来は嘱託警察犬の競技会へも出場させたい」と期待を寄せている。

 同署管内では今回、六頭が委嘱を受けた。嘱託期間は一年間で、犯人追跡や行方不明者の捜索などに出動する。

関連記事
あわせて読みたい