北陸新幹線とともに、リゾート新線早期実現をアピールする看板(下)=20日、福井県小浜市役所

 若狭と滋賀県湖北を結ぶ琵琶湖・若狭湾快速鉄道(リゾート新線)について、福井県小浜市の松崎晃治市長は20日、「北陸新幹線小浜・京都ルートが実現すれば、リゾート新線の重要性は薄れてくる」と述べ、リゾート新線の建設促進運動を終了する可能性があることを示した。

 同日午後、同市役所での定例会見で見解を示した。

 リゾート新線はJR小浜線・上中駅とJR湖西線・近江今津駅の全長19・8キロを結ぶもので、概算事業費は424億円。1992年に嶺南8市町村(当時)が建設促進期成同盟会を設立し、福井県や滋賀県とも連携して事業化を目指してきた。同盟会事務局の小浜市によると2015年度までに、建設に向けて嶺南広域行政組合が約30億円、県が約50億円を基金に積み立てている。

 松崎市長は「小浜市だけで決められることではない」とした上で、今後の建設促進運動と基金の取り扱いについて「関係自治体と協議し、年度内には方針を決めたい」とした。

 一方、県交通まちづくり課は「現時点で小浜市から何も聞いておらず、地元の意向をよく確認した上で対応したい」としている。

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