がんの新しい治療法や副作用などについて紹介したシンポジウム=18日、福井市のアオッサ

 福井県民公開シンポジウム「がん診療最前線」は18日、福井市のアオッサで開かれた。県内の専門医ら5人が、適切ながん検診や最新の治療法などについて講演した。

 福井大など北陸3県の医学系5大学でつくる「北陸高度がんプロチーム養成基盤形成プラン」が開き、がん患者やその家族ら約200人が聴講した。

 県健康管理協会県民健康センターの松田一夫所長は「がん予防は禁煙と検診から」と題して講演。がんの主な原因に▽たばこ▽B型肝炎などの感染▽飲酒▽糖尿病—の四つを挙げた。また検診は早期発見につながるものの、過剰な検診は被ばくなどのリスクもあり、「自治体が実施している検診が基本」として適切な間隔での受診を呼び掛けた。

 福井大医学部附属病院がん診療推進センターの細野奈穂子助教は、肺がんなどに有効とされる最新の化学療法「免疫チェックポイント阻害薬」を紹介。異常な細胞を捕まえるリンパ球から逃げる特性を持つがん細胞もあり、同薬がこれらの細胞の動きを阻害する効果があることを説明した。

 一方で、過剰な免疫反応で副作用が出る可能性があり「どの部位にどんな副作用が出るか分からない怖さがあり、治療中や治療後も体調に気を配る必要がある」と話した。

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