観葉植物用などの雑貨として、販売している実験器具=福井市のホクサン理商

 理化学機器、環境測定機器販売のホクサン理商(本社福井市下莇生田町、福島実社長)は、化学工場や研究機関、学校などで使われる実験器具を、雑貨として一般向けに販売を始めた。「理系雑貨のある暮らし」と銘打ち、子ども時代に誰もが触れたことのあるビーカーやフラスコを台所用、インテリア用などで販売するインターネット上のショップを10月に開設。これまで販売先が限定されていた実験器具を、幅広く売り込んでいる。

 同社によると近年、実験器具の販売数は減少傾向にある。このため、実験器具を広く知ってもらい、販路開拓につなげようと、一般向けの販売を思い立った。10月に福井県越前市内のカフェで花瓶や収納、インテリアなどに利用した実験器具を展示したところ、「懐かしくて使い方が新しい」と、20〜40代の女性を中心に好評だった。

 ネットショップ「RIKEI—ZAKKA」で取り扱っているのは、大小のビーカーやフラスコ、試験管、シャーレ、アルコールランプ、木製の台など約80点。食品や調味料などを入れられるコニカルビーカー(コルク栓付き)、縦長のトールビーカーが人気という。実験器具をそのまま販売するだけでなく、模様を付けたビーカーもある。

 今後、ネットショップでの取扱点数を増やしていき、さまざまなデザインを施した実験器具も開発、販売していく方針。福島社長は「実験器具は無駄のないシンプルな形が美しく、アイデア次第でいろんな使い方ができる。名前を入れるなどの要望にも対応していきたい」と話している。

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